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留学前の自分に伝えたい留学後の進路のこと

今日はいつもより真面目な話をします。留学後の進路についてです。

ぼくは長期留学を2回経験しています。
高校時代にカナダ。大学時代にアルゼンチン。

カナダには高校3年間留学しました。日本の学校のプログラムを使ったりせず、カナダの現地の高校に入学し卒業しました。アルゼンチンには、大学4年生のときに約1年間留学しました。

カナダ留学後は、大学進学を考えないといけないタイミング。アルゼンチン留学後は、就活しないといけないタイミング。どちらも進路を決めないといけないタイミングで、正直かなりしんどい時期でした。

今回はそのしんどい時期についてお話します。ぼくなりの留学後の進路の決め方もお伝えします。

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留学後に進路について話す前にぼくの留学から現在まで

最初にもう少しぼくの留学についてと、留学から今に至るまでについてお話します。この話は少し長くなります。

留学後の進路について今すぐ知りたい人は、ここまで飛んでください!ぼくなりの留学後の進路の決め方について話しています!

高校留学

最初の長期留学は、15歳のときです。地元の中学校を卒業して、カナダの高校に入学しました。なぜカナダに留学したのかお伝えします。

英語自体は5歳にはじめて触れて、それ以降ずっと学習しています。中学2年生のときに、地元の市のプログラムでオーストラリアに2週間程度行ける機会があったので、それに申し込んでオーストラリアに行きました。

中2のころまでには、学校で英語もやっていたし、週1ですけど英語の塾にも10年近く通っていました。中学校の試験も英語だけはいつも高得点だったので、現地に行っても会話くらいはできるだろうって自負してました。

実際、現地に行ってみると全くと言っていいほど、聞き取れませんでした。会話はなんて、1単語で返すくらいしかできなかったです。会話という会話はできなかったです。

それが本当に悔しくて、帰国したら「とにかく早く英語を話せるようになりたい」と強く思いました。本当は大学から海外に行きたいと思っていました。

そんなときぼくのおじいちゃんが、高校からでも留学に行けるんだよって教えてくれ、それを聞いたぼくはあまり覚えていませんが、親に高校から行きたいと言ったそうです。これがきっかけで、高校から留学することになりました。

両親にはカナダに行かせてくれて、本当にありがとうって思っています。

ぼくのカナダ留学の体験記は、以下の記事にまとめています。もし興味がある方は、読んでみてください。

高校卒業〜大学入学

高校3年生のとき、大学には行きたいと思ってました。そのまま現地の大学に行くか、帰国して日本の大学に行くかで悩みました。

カナダの高校に留学したら、大体の人はそのままカナダの大学に進学します。カナダの大学は、世界的に安いと言われていますが、日本の大学の倍以上します。

金銭的に難しいにもありましたし、両親にこれ以上お金で迷惑かけたくないと思い、日本の大学に進学することにしました。

ただ日本の大学に行くと決めてからが大変でした。

日本の高校と同じように、カナダの高校からカナダの大学に行く場合は、大学に進学希望する生徒のために高校が試験対策から書類提出まで支援してくれます。ぼくはそれを、すべて自分1人で行わないといけません。

まず自分の学力にあった大学を探すところからはじめました。日本のように模擬試験などを受けると、自分の偏差値がわかるようなシステムはありません。

自分が勉強したいことが学べる学校や学部を調べるような感じでした。当時、英語をより専門的に学びたいと思っていたので、上智大学と国際教養大学を受けました。

大学によって異なるかもしれないですが、帰国子女枠っていって海外に2年以上滞在した人が受けられる入試を受験。受験するためには出願書類として、高校の卒業証明書や推薦書などを提出する必要がありました。

個人的に高校の校長先生やぼくが信頼していた先生に頼みました。大学によって求められるものが違ったので、書類を書いたり集めたりするのか大変でしたね。

ここらへんで、IELTSも受験しました。

上智大学は9月入学でしたので、書類選考が通れば面接という流れだったのですが書類選考で落ちました。これが高校3年生のときです。まだどの大学が決まっていない状態で高校を卒業して、帰国しました。

不安しかなかったです。

国際教養大学は4月入学でしたので、高校卒業してから受験でした。こちらは月はもう忘れてしまいましたが、秋田県の大学なので、秋田まで新幹線で行って小論文と面接を受けてきました。21人受験して、受かったのが4人でした。その4人には入れなかったです。

その時期になると、ほとんどの大学の入試の〆切が終わっていて出願すらできない状態でした。このとき、いろいろ悩みました。

実はダンスを小学生のころからしてたので、テーマパークのダンサーになろうとも思ったりしました。このとき一番、親と相談していた気がします。

悩んだ結果、大学では「言語を学びたい」と思うようになり、次は言語が学べる大学を調べ始めました。そんな中、英語の塾をしている先生が静岡の常葉大学という学校をおすすめしてくれました。4月入学だけど〆切がかなり遅く、まだ受験できたのですぐ出願しました。

このときも帰国子女枠で受験しました。結果発表の日に、実はカナダの大使館で行われた留学フェアの通訳の仕事をしていました。2日間のイベントなのですが、その2日目の朝スマホで結果を確認しました。無事、受かっていました

ただもう留学フェアの1日目は結果発表の前日だったので、緊張しててしっかり通訳できてなかったと思います。2日目は、結果がわかりもうリラックスしながら通訳ができました。

一旦、大学入学まではこんな感じです。

大学入学〜大学卒業

常葉大学に通いはじめて、外国語学部に入りました。常葉大学の外国語学部では2言語選択できたので、ぼくはスペイン語と中国語を選びました。言語を学べる環境に行けて、満足しながら学校生活を楽しんでいました!

ただ1年生のとき、授業の進みが遅いと感じはじめてしまいました。そこらへんから、もっとスペイン語を専門的に学べる大学に行きたいと思い、編入を考えるようになりました。それからは編入のために、勉強しました。

東京外国語大学に編入したときの体験記は、以下の記事に書いています。興味ある人は、読んでみてください。

大学3年生になる年に、東京外国語大学に編入しました。編入して1年後、4年生になる年にアルゼンチンに留学しました。就活のこともあり、いろいろ悩んで結果の留学です。

本当は10ヶ月の予定だったのですが、コロナのせいで1ヶ月半くらいしか現地に滞在できませんでした。帰国後はオンラインで授業を受ける感じでしたので、心配していた就活は日本にいながらできました。

大学卒業〜今(2023年5月)

ここでまた進路に悩みます。日本の企業に就職するか、フリーでやっていくのか….。結果、フリーでやっていくことに決め、動画編集者と英語講師として活動しはじめました。

就活をしているとき、Webテストや面接をしていて、なんか違和感を感じたんですよね。なんか違うって思ったんですよね…。ここまま日本の企業に入って自分は満足するのかなって。

日本の就活についての動画を、以前ぼくの別のYouTubeチャンネルの方で作成しました。動画内では英語しか話していないですが、見てやってください。

一旦、やりたいことやって、もしダメだったら就職すればいいやって思い就職はやめました。今、なんだかんだそれなりに生活できているので、まだ大丈夫です!

長くなりましたが、ここまでが高校留学から現在に至るまでのお話です。

ぼくなりの留学後の進路の決め方

ぼくが留学後の進路で悩んだことをまとめてみました。

  • 高校留学後
    1. 日本の大学に行くか、現地の大学に行くか
    2. どのような将来にしたいかわからなかった
      • 英語を活かした職業に就きたいって当時はすごい思った
    3. 海外で働きたいと思った
    4. 日本にいたくないと思った
    5. 何からはじめればいいのかわからなかった
  • 大学留学後
    1. 就活はどうしよう
      • 英語が活かせる業界に行きたいと思った

ぼくは以下のように考え、留学後の進路を決めました。

  1. 進路は自分の直感で決めていい
  2. 人のアドバイスは参考程度に聞く
  3. 悩むときはとことん悩む
  4. 今の気持ちだけで決めていい

それぞれ説明しますね。

1&2. 進路は自分の直感で決めていい + 人のアドバイスは参考程度に聞く

最終的には自分のことなので、自分で決断しましょう。親も含めて、相談するのはいいと思います。ただ参考程度に聞くのがいいです。進路で悩むときって本当にどうすればいいのか、わからなくなるときがあります。

そんなときに人から「Aの道がある」「Bの道もあるよ。」って言われると、「Aいいな!」「Bもしてみよ!」ってなっちゃいます。ぼくがそうなっちゃいました。でもそれが自分がやりたいことや目指しているところじゃないことがほとんどです。

もちろん、自分が本当にその選択でいいと思ったら、それはいいと思います!ただ最後は自分でしっかり決めるようにしましょう。後々、後悔しないためです。

3. 悩むときはとことん悩む

悩むのってすごい体力使うし、疲れます。でも悩むのって大事です。悩みたくないから、違うことをして気持ちを紛らわしていても、何も進まないんですよね。ぼくも進まなかったです。

悩むときは、一気に悩んだ方がいいです。自分の想像どおりの進路を歩めたとしたら、そんな未来になっているのかとか。

反対に、最悪の場合はどうなっているのかとか。Aの道を選んだら、どうなっているのか。Bの道の場合はどうか。みたいな感じで、考えていいと思います。

いずれ「あ、これかも!」っていうものがなんとなく見えてくると思います。はっきりはしていないと思います。「これなら、いいかも!」っていうちっちゃい気持ちです。

これはぼくの体験談なので、みんながみんなそうなるとは限りませんが、悩むときはとことん悩んでほしいです!

4. 今の気持ちだけで決めていい

直感で決めていいと重なる部分もありますが、今の気持ちだけで決めていいと思います。未来のことなんてわからないので、今「これがいい」と思ったら、決めてOKです!

よく「自分で選んだ道を正解にする」なんて言われますが、本当にそのとおりで、もう決めたらやるしかないです。留学後の進路には、正解はない。だからこそ自分で目標を決めて、とりあえずその目標を達成するために頑張るしかないです。

これから留学に行く人へのアドバイス

これから留学に行く人に向けて、2つアドバイスがあります。

  1. 留学後の進路を仮に決めておく
  2. 留学はツールとして活用する

留学後の進路を仮になんとなくでもいいので、決めておくといいです。決めれば、留学中の行動も変わると思います。

また、留学することを目的にしないでほしいです。留学を通して、何かを達成するとか、何かを達成するために留学してほしいです。留学したいから留学するだと、得られるものが少ない気がします。

もちろん、留学したっていう経験は自分のものになるのでいいと思います。ただ、これは留学前の自分にもいいたいことですが、留学は何かを達成するためのツールです。留学することを目的にしないでほしい…!

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