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3年間留学したから知っている実際のカナダの治安

  • カナダは治安がいいって言われているけど、日本に比べてどうなのかな?
  • カナダに留学予定で、現地の治安が悪い地域を知りたい…。
  • カナダではどんな犯罪があるんだろう…。

そんな悩みに、答えます。

この記事を読むことで、

  • カナダのオンタリオ州の治安を肌感覚で感じることができます。
  • 現地でとくに治安が悪い地域の情報収集の仕方がわかります。
  • 留学先でトラブルを未然に防ぐ方法がわかります。

ぼくはカナダに3年間、高校留学を経験しています。
留学先は、オンタリオ州のハミルトン市。都会でもなく、田舎でもなくといった感じ。

トロントまでバスで1時間半程度だったので、よく遊びにも行っていました。

また、カナダに留学中、アメリカのフロリダとニューヨークへ旅行に行っています。
それぞれ1週間くらい。その中で、カナダとアメリカの治安の違いを肌で感じています!

これからカナダに留学予定の方が、少しでもカナダで安全に生活できるようにこの記事を書いています。

ぜひ最後までお読みください。

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カナダの治安が良いと言われる理由

カナダの治安が良いを言われる理由は、銃に規制がかかっているから。

銃規制の自由度が高いアメリカに比べると、安全だと感じられます。

こちらは、カナダ政府公式サイトに書かれている、銃規制についてのルールです。

(引用元:カナダ政府公式サイト)

As of May 1, 2020 the Government of Canada has prohibited over 1,500 models of assault-style firearms and certain components of some newly prohibited firearms (the upper receivers of M16, AR-10, AR-15, and M4 patterns of firearms).

簡単に訳すと、

2020年5月1日において、カナダ政府は1,500種類以上の銃を禁じています。

と書かれています。

基本的にすべての銃に規制がかかっているという認識で大丈夫です。

ぼくが滞在したホームステイの家族にも、銃のことについて聞きましたが、保持すらしていないと言っていました。

ただ、ホストブラザー(ホストファミリーのお兄ちゃん)は、友人との遊び?のために、ガスで発射する銃を持っていました。もちろん、射撃場に行って打っていました。

実際に、持たせてくれたのですが、本物かと思うくらい重かったです。

ホストブラザーから聞いた話、遊び半分で、道路や公園でつかってしまう人も中にはいるみたい…。

日本で言う、エアーガンをつかっているような感じだと思います。

しかし、3年間の留学で、銃を保持している人に一度も出会ったことはありません。

銃に打たれて…というような事件・事故も、ぼくの滞在先では一度も聞きませんでした。

肌感覚になってしまいますが、カナダに銃規制は国民によって守られているかと。

カナダの治安と犯罪率

世界的にみたらカナダは治安がいいかもしれないです。

しかし、日本と比べたらそこまで良いとは言い切れません。

こちらは、日本の外務省のサイトに書いている、カナダの安全対策の情報です。

(引用元:外務省)

こちらに書いてあるように、

カナダの犯罪発生率は日本の約8倍の水準となっています。

カナダは移民が多い国としても、人気です。

そのため、軽犯罪の発生率が多くなるのは仕方がないこと。

日本と比べて

ぼくはカナダに留学中、幸運にも一度も犯罪や事件に巻き込まれませんでした。

ただ、毎日ホストファミリーと見ていた、現地のニュース番組では、さまざまな犯罪や事件の報告をしていました。

人が多いダウンタウンや都市部の方が事件が多かったです。

トロントやダウンタウンの都市部に出歩くと雰囲気はガラッと変わります。

とくに夕方から夜にかけて、酔っ払いやガラの悪い人たちが多くいる印象でした。

その人たちから、話しかけてくることは、基本ありません。ただ、近づいたら危ない雰囲気がむんむんでした…。

夜の東京に似ている部分はあると思います。

しかし、田舎も気をつけないと危ないです。

日本の田舎と違い、カナダの田舎には、街灯がありません。

車で通らないと、何も見えないような道もあります。

留学先・旅行先にもよりますが、田舎すぎる場所には、夜行かない方が身の安全のためになるかと。

アメリカと比べて

アメリカに比べるとカナダの方が治安が良いとぼくは感じました。

前述した通り、カナダは銃の規制が厳しいという点もあります。

それだけなく人柄が穏やかだと感じました。

アメリカにはフロリダとニューヨークに1週間ずつしか滞在していません。

ただ、アメリカ人の方が、おせっかいな印象を受けました。

とくにニューヨークで、そう感じることが多かったです。

タクシーの運転手やお店の店員さんを見ていると、誰でもそう感じると思います。

眠らない街として有名なニューヨークですので、仕方がない部分もありますが…。

それに比べて、カナダ人はゆったりしている人が多いです。

トロントに行ったときも、ニューヨークで感じた、おせっかいな印象は受けませんでした。

その地域で、人柄は異なると思いますが、ぼくの肌感覚では、カナダ人の方は穏やかでした。

治安が良い?カナダで実感した危険

ぼくは、留学先のカナダで一度も事件や犯罪に巻き込まれなかったと前述しました。

ただ、ぼくの友だちの数人はスリの被害に遭っています。それも高校内で。

みんなシチュエーションが同じで、盗まれたのは携帯。場所はトイレ。

被害に遭った友だちに、学校の先生が「トイレに貴重品を置いてきたら、もう戻ってこないよ。」と、忠告していました。

そのとき、ゾゾッとしたのを今でも覚えています。

それと同時に、こういうことがあるから高校に鍵付きのロッカーがあると初めて実感しました。

ここからわかるように、スリは当たり前のことです。

現地の人は、「盗んだ人が悪い」ではなく、「盗まれた人が悪い」という考えすら持っています。

カナダは治安が良いと言われています。ただ、そういう部分は日本人とは考えが違うように感じました。

盗まれる前提で、貴重品は管理をしましょう。

カナダの治安と安全に暮らすための心構え

治安が良いと言われいているカナダだからこそ、気を抜いてはいけません。

スリや置き引きといった目立ちにくい犯罪は頻繁に起きています。

前述したように、学校内でもスリに遭う可能性もあります。

そこで、トラブルを未然に防ぐためにできることをまとめました。

  1. 誘われても断る
  2. 貴重品は体に身につけておく
  3. 夜遅くに人通りの少ない場所に出歩かない

それぞれ説明しますね。

誘われても断る

カナダに留学すると一度は、薬をやらないかと誘われるときがあります。

カナダに3ヶ月以上滞在したことのある、ぼくの友だちのほとんどは誘われたと言っていました。

そのくらい普通なことです。

カナダは2018年より大麻の保持と使用が合法になったため、より普通になっていくことでしょう。

ホストファミリーや学校の先生でさえも、「高校生くらいのときにみんな一度は薬をやる」と言うくらいです。

それを知らずに留学中、かなり衝撃を受けたのは、友だちが開いたホームパーティーに行ったときのこと。

いつも学校で仲良くしている友だちが、何の躊躇もなく大麻を吸っていたんです。

これには、かなり驚きました。

普通に「やってみる?」って誘われましたし。「No」と即答しましたよ.。

今となってみると、当たり前だったのかもしれないですが、当時のぼくには衝撃過ぎて…。

もし、ぼくのような場面に出くわしたら、絶対断りましょう。

貴重品は体に身につけておく

携帯・財布・パスポートなど貴重品は取られてもわかるようにズボンのポケットに入れておくのがいいでしょう。

リュックのサイドポケットなんかに入れていたら、知らない間になくなっていると思います。

貴重品に関してはそれぞれ2つずつ持つのも対策の一つです。

盗まれても良い用の携帯・財布。またパスポートの顔写真ページのコピーを用意しておくようにしましょう。

夜遅くに人通りの少ない場所に出歩かない

トロントや都市部はとくに危険ですので夜は出歩かないようにしましょう。

遅くても夏であれば20時まで、冬であれば18時までには宿泊場所にいるようにした方がいいです。

どうしても出歩かないといけない場合はできるだけ人通りが多い場所を誰かと一緒に行くようにしましょう。

まとめ:カナダの治安

繰り返しになりますが、一般的にカナダは治安が良いと言われています。

ただ、日本とカナダで言う「治安が良い」には違いがあるとわかっていただけたでしょうか。

長期留学となると、危険な目に遭う確率も高くなります。

自分の身は自分で守りましょう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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