今回はぼくのシャドーイングのやり方を公開します。早速、実践!
シャドーイング実践(英語・スペイン語・韓国語)
実際の様子は動画で👇
使った音声(教材)
- 英語:elllo.org
- スペイン語:耳が覚えるスペイン語
- 韓国語:できる韓国語 初級(会話文)
具体的なステップはこちら👇
- 文字を見ながら音声を聞く(意味を理解する)
- 意味や発音の仕方がわからないところがあれば、1をもう1回繰り返す
- 発音を確認しながら、文字ありでシャドーイングをしてみる
- 文字なしでもできるかな〜くらいになるまで3を繰り返す
- 文字なしでシャドーイングを数回やってみる
※これまで何回もやったのに、全然できないです。それが普通です。 - わからないところは、文字を確認する
- 5と6を繰り返す
- 1回もつっかえずにできたら終了
ステップ8に到達するまで、かなり時間がかかると思います。またぼくの経験上、今日できても、明日できなくなっていることがほとんどです。なので、同じ音声を1週間、毎日やっています。大体6,7日目くらいには、最初から文字なしでも、ついていけるようになっています。全然7日目でも、つっかえることがほとんどですが…。
シャドーイングの注意点・効果
シャドーイングの注意点と効果をお伝えします。
注意点
自分が80%くらい理解できる内容にすること。これ本当に大切です!まったく理解できない音声をシャドーイングしても、あんまり意味ないです。ぼくもしたことありますが、暗号を真似しているみたいでした。
どの音がどうつながっているか実感するためのシャドーイングなのに、内容が難しいとそれができません。自分がある程度理解できる内容にしましょう。
効果
シャドーイングの効果は主に2つあると思っています。
- リスニング力が向上する
- 言語のリズムやイントネーションが身につく
それぞれ説明しますね。
リスニングが向上する
自分が発音できる単語やフレーズは、必ず聞き取れるようになります。音声に集中しながら、というか聞き取ろうとしながら聞くから、リスニング力が上がります。一瞬でも違うこと考えると、なんて言ったかわからなくなるから、集中せざるを得なません。
言語のリズムやイントネーションが身につく
文字で読んでいるときは、自分でリズムやイントネーションを決めている。例えば、I love baseball.という文章。普通であれば、I love baseball.と読みます。でも、文脈によっては、Iを強調して、I love baseball.と読むかもしれないし、I LOVE baseball.とloveを強調して読むかもしれないです。どういうときに文章のどの部分を強調しているのか、実感できます。
シャドーイングの頻度
シャドーイングは毎日やっています。でも、効果を実感することはあまりないと思います。ちょっと説明が難しいのですが、「あ!本当だ!聞き取れるようになった!」とはならず、「なんか気づいたら、聞き取れるようになってた…!」と感じます。
もちろん、シャドーイングで使った音声は、何回も聞いて真似してを繰り返しているので、聞き取れるようになったとすぐ感じると思います。ただ違う音声を聞くと、聞き取らない部分の方が多いと思います。今韓国語がそういう状態です。
これはぼくの考えですが、シャドーイングは自分の知らない・聞き取れなかった音を聞き取れるようにするためにやっています。例えば、英語には全部で5通りの音と音のつながり方(リンキング)しかないとします。(本当はもっとあります。)m + a, m + e, m + i, m + o, m + uしかないとします。
1つ目のシャドーイングの音声には、m + aの組み合わせの音が多くあります。これを1週間やれば、違う音声を聞いたときや英会話をしたときに、完璧ではないですが、以前より聞き取りやすい音になっているはずです。
2つ目のシャドーイングの音声には、m + oの組み合わせの音が多くあります。これを1週間やれば、m + aに加えて、m + oの音も以前と比べて、聞き取りやすい音になっているはずです。それをどんどん繰り返して、m + a, m + e, m + i, m + o, m + uのすべての音の組み合わせを制覇していくイメージ。
うまく伝わったかわからないですが、ただ真似すればいいんじゃなくて、自分が聞き取れていない音に集中してやると効果的です。こんなところもつながるんだ!とか、ここはどうつながるんだ?って思いながら、やってみてください。