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留学1ヶ月・1年間・3年間の英語力の上達の違い

今回は留学1ヶ月・1年間・3年間の英語力の上達の違いについてです。

まずは、ぼくの留学経験を簡単にまとめました。

  • スペイン…1ヶ月
  • アルゼンチン…1年間
  • カナダ…3年間

英語とスペイン語と異なる言語を学んできましたが、留学でどのくらい語学力が上達するか把握できているので、今回はその違いを説明します。

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留学1ヶ月の語学力の上達

まず留学1ヶ月では、日常で何回も使用するフレーズや単語が言えるようになります。また言語を話すこと自体に慣れてきます。

しかし、あまり言語力が上がったとは感じられなかったですし、ずっと言いたいことはあるんだけど、パッと出てこなくてもどかしい感じです。それが留学1ヶ月の言語の上達具合です。

リスニングは、1ヶ月なので30日間で20%から50%くらい理解できるようになると思います。全部理解できるわけではないけど、なんとなく言っていることがわかるような感じです。

スピーキングについては、文法や単語などは合っていないところもあるけど、体調や感情など自分の意見ではなく、状態を言えるようになります。少しずつその言語を口にすることに慣れる感じです。

日本にいたときは、インプットばかりしてきて、やっとその言語を話さないといけない環境に行くので、自然と話す機会が増えるようなイメージです。

これはぼくがスペインに1ヶ月滞在して感じたことです。また1ヶ月滞在する前に、1年間日本でスペイン語の勉強をしていました。文法はふわっとひと通り終えて、行った感じですかね。

留学1年間の語学力の上達

次に留学1年間です。留学1年間で、やっとその言語で、間違いながらも心地よく会話ができるようになります。

カナダに1年間留学したあと、カナダの友だちとFacetimeも会話が途切れずできるくらいになりました。特にリスニング力が一番伸びました。

今もリスニング力がぼくの一番の強みですが、留学1年間で当時のぼくの日常会話は90%くらい聞き取れるようになっていました。当時のぼくは高校生でしたので、高校の友だちとするような会話や授業で先生の言っていることなどを、やっと理解できるようになったという感じです。

またスピーキングについては、「ぼくはこう思います」とか「何してたの?」とか自分の感情や意思と、「彼はもう帰りました」とか「あの人〇〇らしいよ」みたいな、身の回りのことを伝えられるようになっていました。

まだまだ文法や発音を間違えることが多かったですが、自分の言いたいことは伝えられるようになっていました。やっと言いたいことはあるんだけど、すぐにその言語に変換できない、あのもどかしい感じがなくなりかけていった時期です。

今思うと、留学3ヶ月目と1年間でかなり上達していたんだなと感じますが、当時は自分の言語力が上がったってあまり感じられていませんでしたね。まだまだだなぁって思うときの方が多かったです。

留学3年間の語学力の上達

留学3年間で、当時のぼくが思っていたペラペラにはなれたと思います。当時のぼくが思っていたペラペラとは「自分の言いたいことを、その言語で瞬時に言える状態」です。

またこのときには、自分の間違いに自分で気づけるようになっていました。話しながら「あ、ここ間違えたな」みたいな感じです。なので、間違いに気づいたら、しっかり言い直すようにしていました。

リスニングは、当時の日常会話の95%は聞き取れるようになっていました。わからない単語や新しい単語に出合っても、すでに知っている単語を使って自分で「こういうこと?」って聞いたり、「それってどういう意味?」って聞けるような状態になっていました。

わからない単語以外は聞き取れるようになっていたので、わからない単語だけが目立つようになっていた感じですかね。ちょっと説明が難しいんですけど、そんな感じです。

ちなみに、カナダに3年間留学してほぼ対策ゼロで受けたTOEICの点数は、870点です。これを高いととるか、低いととるは人それぞれだと思いますが、高校留学3年間でとれる点数はこのくらいでした。

語学力の上達の仕方

ぼくの場合は、英語もスペイン語もホッケーのスティックのような感じで上達しました。留学1年目でかなり上達して、その後はゆっくり少しずつ上達していく感じです。

ただ当時のぼくは、自分の言語力の上達を実際できていませんでした。ほんとかよ!って思われるかもしれないですが、自分の言語力が上がっていることに気づかなかったです。気づいたら聞き取れるようになっていた、話せるようになっていたの方が正しいです。

カッコつけているわけではなく、本当にそうです。あとあと振り返ると、あのときも上達していたんだなって思います。上達を感じられないので、辛いと感じるときが多々あります。「留学しに来た意味あったのかな」とか。でも感じられないだけで上達しているので、諦めないでほしいです!

語学力の上達は留学の内容で決まる

最後に、以前のぼくは留学に行けば話せるようになると思っていました。ただそんなことないです。現地に行って、自分から積極的に話したり、言語を使うようにしたりしないと上達しないと思います。

カナダの高校にいたとき、同じタイミングで高校に入学した中国人の留学生がいました。卒業のタイミングも一緒でした。ただその人は、学校にいるときも学校外もいつも中国人の友だちといて、正直もったいないな〜って感じていましたが、留学の目的は人それぞれなので。

ただその人は卒業するときも、英語がほとんど上達していない状態だったのを覚えています。

ぼくはありがたいことに、留学していた高校に日本人が1人しかいなくて、その人が日本人だっていうことも高校2年生のときにわかりました。また高校在学中はあまり話すことはなかったので、日本語を使う機会はほぼゼロでした。

高校を卒業してから、友だちが日本に来ることがあって、そこで仲良くなりました。余談は置いておいて、留学先でどれだけその言語を使うがによって、上達の速さも異なると思いますので、これから留学に行く方は、どんどん言語を使ってみてください。

またぼくはカナダに3年間しましたが、留学が終わったときも、まだまだ言語力を上達させないといけないと思いましたし、日本に帰ってきても英語の勉強は継続しています。

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